最近、ドライマウスやドライアイなど、体のある部分が渇く症状で
悩んでいる人が増えています。
唾液腺や汗腺などの外分泌腺は、ホルモンの影響を強く受けます。
更年期のホルモンの急激な低下で、汗腺のコントロールが
うまくできなくなり、ホットフラッシュなどの大汗を引き起こしたりします。
唾液腺もしかり。このようなことから、唾液の分泌量が減り
更年期に口が渇く女性が増えます。
この時期のドライマウスの対処法をご紹介します。
1.漢方薬
白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう):ほてりや喉の渇きに効く
麦門冬湯(ばくもんどうとう):咳などに効く
2.口の周りの筋肉を鍛える
口の周りの筋肉が衰えると、噛む力も弱まり、唾液が減少します。
頬を膨らませたり萎ませたり、舌打ちをするなどの筋力トレーニングも
効果があります。
3.唾液腺のマッサージ
唾液腺は、耳下腺(じかせん)、顎下腺(がっかせん)、
舌下腺(ぜっかせん)の3か所。
この3か所の唾液腺を刺激して、唾液の分泌を促します。
4.口腔うるおいグッズ
口の中に広げるタイプや、手軽に使えるスプレータイプ、刺激が
少ないタイプなどいろいろありますので、使い分けるとよいですね。
和光堂 デンターケア うるおいキープ 60グラム
998円(メーカー希望価格)
ビーブランド うるおーら口腔保湿リンス 350mL
1886円(メーカー希望価格)
ピリピリしない梅味で、べたつかず伸びがよく少量で口の中に
いきわたります。軽い酸味で唾液が出やすくなります。
5.ホルモン補充療法
他の症状もあり辛い場合、婦人科の診察の元、ホルモンを補充する
治療もあります。
口の渇きは、虫歯の誘発や口臭の原因にもなるので、
自分に合った方法で対処したいものです。